ケンタッキーフライドチキンのメニューで最もハイカロリーな食べ物は?(2020年10月31日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース

コロナ禍における私たちの生活は、以前とは大きく変化している。徐々に自由度は向上しているようにも思えるものの、まだまだ我慢や制約を強いられる場面は多い。

そんな中、存在感を増しているのが気軽に外食やテイクアウトを楽しめるファストフードだろう。ただし、カジュアルに食事を楽しめる一方で、栄養バランスやカロリーの問題も気になってくるのが正直なところ。

そこで本記事では「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」に注目して、同店の「サンド」「サイドメニュー」「スイーツ」の各メニュー(※期間限定品を除く)のカロリーを調べてみた。

サンドメニューのカロリーランキング

まずは、KFCで味わえる「サンド」メニューのカロリーを見てみよう。

本稿の執筆時に確認できた同店の「サンド」に分類されているレギュラーメニューを、カロリー順に並べたものが上記のランキングだ。

1位「和風チキンカツサンド」(478kcal)は、国内産の鶏肉を使用したボリュームのあるチキンカツを使用。

醤油風味のテリヤキソース、特製マヨソース、千切りキャベツを添えて、全粒粉バンズで挟んだサンドとなる。

2位「チキンフィレサンド」(415kcalは、全粒粉バンズに11種類のスパイスでジューシーに仕上げた国内産チキンフィレを合わせた。レタス、オリーブオイル入りマヨソースを挟んで、さらに風味豊かに仕上げている。

3位と4位には、KFC独特のメニューである「ツイスター」がランクイン。2001年発売のツイスターは、チキンと野菜をトルティーヤで包んだ人気メニューとなっている。

3位「てりやきツイスター」(392kcal)は、国産鶏のやわらかな胸肉を使用したサクサク衣の骨なしチキン「カーネルクリスピー」と野菜、特製マヨソース、KFCオリジナルのてりやきソース、兵庫県産の焼きのりをトルティーヤでくるんだ和風味のツイスター。

4位「ペッパーマヨツイスター」(371kcal)は、「カーネルクリスピー」と野菜、トマトベースのピリ辛ピカンテサルサ、ペッパー風味のマヨネーズをトルティーヤでくるんだ。

ちなみに、今回はレギュラーメニューのみということで採り上げなかったが、本稿の執筆時には期間限定メニューとして「トリュフ香るクリーミーリッチサンド」(436kcal)が発売されており、上記のランキングでは第2位に相当する。トリュフの風味が香る粒マスタードを効かせた濃厚なクリーミーソースをチキンフィレ・チーズ・レタスと一緒にサンドした、リッチな期間限定サンドとなっている。
チキンメニューのカロリーランキング

それでは、ケンタッキーのメインとも言えるチキンメニューのランキングに目を向けてみよう。

1位「レッドホットチキン」(266kca)は、レッドペッパーとホワイトペッパーにハバネロをきかせたキレのある辛さが堪能できる、辛党にはたまらない一品だ。そのまま食べてもおいしいし、ビールなどのアルコールにもピッタリな刺激的な味わいと言えるだろう。

2位「オリジナルチキン」(237kcal)は、登録飼育農場で育てた国内産ハーブ鶏を使用し、店舗で手づくりしているフライドチキン。もはやケンタッキーの代名詞的存在と言えよう。3位「骨なしケンタッキー」(204kcal)は、国内産鶏胸肉を11種類のスパイスで調理した骨なしの食べやすいチキンだ。
サイドメニューのカロリーランキング

続いて、「サイドメニュー」のカロリーはどうだろうか。

1位には、「フライドポテト ボックス」(908kcal)が輝いた。ハンバーガーショップのサイドメニューの定番中の定番であるフライドポテトをボックスに詰め込んだ、友人とのシェアなどにもぴったりのメニューとなっている。フライドポテトは、2位「フライドポテト L」(390kcal)と5位「フライドポテト S」(195kcal)にもランクインした。

3位「ナゲット 5ピース」(230kcal)は、手軽につまめるジューシーなナゲットを5つ味わえる、子どもにも人気のメニュー。4位「ビスケット」(200kcal)は、表面はサクサク中はしっとりとした生地に、特製ハニーメイプルをかけて味わう、KFCオリジナルの人気商品となっている。

当然のことながらサイドメニューには、KFC伝統のフライドチキン「オリジナルチキン」は含まれていない。「骨なしケンタッキー」とともに「オリジナルチキン」は、あくまでも同店の「メインメニュー」という位置付けだ。
スイーツのカロリーランキング

最後は「スイーツ」のカロリーランキングを見てみよう。

執筆時に、同社サイトで「スイーツ」として確認できたのは、上記の2商品のみ。しかもいずれも「店舗限定」と表記されている。あくまでもレギュラーメニューを対象としている本稿としては微妙なところだが、今回は含めさせていただいた。

「Krushers(クラッシャーズ)」は、季節ごとにさまざまな味と食感が楽しめる、冷たい飲むスイーツ。1位「クラッシャーズ クラシックショコラ」(419kcal)は、チョコベースにチョコレート入りクッキー、チョコレートシロップをトッピングした、 チョコ三昧のフレーバーとなる。

2位「クラッシャーズ ストロベリーミルフィーユ」(306kcal)は、3種類のベリーを使用したベースにホイップクリーム、 クラッシュしたパイをトッピングして、ミルフィーユ風に仕立てた。
○まとめ

さて、ケンタッキーフライドチキンのレギュラーメニューの高カロリーランキングを見てきたが、いかがだったろう。同店はフライドチキンの専門店という位置付けであり、主食となるサンド類もチキンを使用した構成となっている。また、他の一部ファストフード店で見られるように、バーガー類のボリュームをアップした方向性での商品開発なども行なわず、そのせいもあってかカロリーもかなり抑えられている印象だ。

ランキング上位圏のサンドメニュー+サイドメニュー+スイーツを合わせてみると、「和風チキンカツサンド」(478kcal)+「フライドポテト L」(390kcal)+「クラッシャーズ クラシックショコラ」(419kcal)で、計1,287kcal。相対的にスイーツの比重が大きくはなってはいるものの、ディナー一食のカロリーとしてはまずまずだろうか。

ちなみに、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における、身体活動レベルが普通の18〜29歳男性の1日の推定エネルギー必要量2,650kcalと比較すると、この組み合わせのカロリーはほぼ半分ほどとなる。

KFCはオリジナルチキンパックやボックスメニューも充実しており、クリスマスやバースデーなどの家族向けのテイクアウトニーズにも積極的に対応している。KFCでは店内飲食よりもテイクアウトの利用がメイン、という人もきっと多いことだろう。

今回のコロナ禍以降は、在宅勤務中のランチ需要の拡大にもうまくマッチし、回転寿司チェーン、ファミリーレストランなど苦戦を強いられているなか、KFCの業績は好調のようだ。サンド類を主体としたセットメニューのカロリーが控えめということであればなおさら、そのニーズは高まるかもしれない。

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